のど・はなに良い薬膳レシピ

季節や体調に合わせた、のどにおすすめの食材を使用した薬膳レシピをご紹介します。

監修:一般社団法人国際発酵食医膳協会 代表理事、「食医膳プロフェッサー・伝統発酵醸師マイスター」 河合 由記
~「食べる」を見直したら「内側から美しい生き方」が見えてきたを合言葉に食医膳と発酵食を広く伝えている~

薬膳とは

薬膳とは、漢方の考え方に基づいて、季節や体調に合わせて食材を選んで作る料理のこと。中国には、食材にも薬と同じようにからだを治す効果があるという「医食同源(いしょくどうげん)」という考えがあります。近代になって、この考え方に基づく料理を「薬膳」と呼ぶようになりました。

薬膳を実践するには、まず食材の持っている性質や味を知ることが大切です。また、薬膳料理は、即効性のある薬とは違うため、同じ食材を1~3日食べつづける必要があります。ただし、食べ過ぎは、逆にからだに毒となるため、自分の体調をみながら食べるようにしましょう。

冬の薬膳 2017

長引くせきやたんに

風邪のあとに、せきやたんが残ってしまったときは、キンカンを煮た汁を数回に分けて飲むとよいでしょう。肺を潤してせきを抑えるはちみつを加えるとさらに効果的です。キンカンはビタミンCなども豊富なので、風邪で熱があるときにもおすすめです。

長引くせきやたんに

材料(数杯分)

キンカン
100g
はちみつ
100~150g
のどにいい食材
  • キンカン

    キンカン

  • はちみつ

    はちみつ

作り方
  1. キンカンを洗いへたを取り、実にタテの切れ目を数ケ所入れる。
  2. 鍋に入れてキンカンにかぶる程度の水を加える。火にかけて沸騰してから1-2分煮た後、火を止めて茹で汁を捨てる(アク抜きのため)。
  3. ②の鍋に再びキンカンにかぶるくらいの水を入れ、はちみつを加えて、弱~中火で20~25分ほど煮る。
  4. ③にとろみがついてきたら火を止める。
  5. 飲むときは、④から汁とキンカンを一緒にスプーンですくってカップに入れ、お好みでカップにお湯を加える。
  6. ④の残りは、冷めてから保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
  7. ※長期保存できないため、数日で飲みきること。

調理&摂取ポイント

キンカンの皮に切れ目をいれると、エキスがしっかり抽出できます。また、アクをとるために、最初の煮汁は捨てるようにしましょう。甘いほうが好きな方は、お好みではちみつを加えてください。
せきが気になるときに1日数回に分けて飲み、キンカンを潰しながら食べるようにするとさらに効果的です。

ほんのり甘くて栗のような味わい 百合根の茶きん絞り

秋から冬の乾燥からのどや肺を守りたいときには、百合根を上手に取り入れましょう。肺や気管を潤し、不足している体液を養う働きのある百合根に、肺を潤すはちみつを加えればさらに効果的です。お好みで、腎臓を温め、喘息や冷えにもよいとされるくるみも加えるとよいでしょう。

ほんのり甘くて栗のような味わい 百合根の茶きん絞り

材料(2人分)

百合根
150g
はちみつ
大さじ1
(お好みで増減)
シナモンパウダー
少々
くるみ
少々
のどにいい食材
  • 百合根

    百合根

  • はちみつ

    はちみつ

  • くるみ

    くるみ

作り方
  1. 百合根を1片ずつに分けて、表面の汚れを丁寧に取る。
  2. ①を約10分蒸して、くしが通るくらいの柔らかさになったら、バットなどに出して粗熱を取る。
  3. ②をフォークの背などで潰し、はちみつを混ぜ、水で濡らした布巾で形を整えて絞る。
  4. 仕上げにくるみを小さく割って飾る。

調理&摂取ポイント

しっとりホクホクとした食感を出すため、粗熱を取るときは平たいバットなどに出して、余分な水分をしっかり飛ばすようにしましょう。形を整えるときの布巾も、水気をしっかり切って使うようにしましょう。

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