のどの症状
声がかすれる・かれる
声がかすれたり、かれたりするときは、声を発生させる声帯部分になにかしらの異常が起きていると考えられます。
のどの炎症による声がれ
声のかすれに、だるさや熱、のどの痛み、せき、鼻水などがあるような場合は、かぜによる急性咽喉頭炎を起こしている可能性が高いので、無理に声を出さず、のどを休めるようにしましょう。
子ども特有の声がれ
元気なこどもが、学校や遊び場で大声を出し過ぎたために声がかれることがあります。このとき、声帯が真っ赤になっていたり、ポリープができかけている場合があります(=学童嗄声・がくどうさせい)。しばらく大きな声を出さないようにしていれば、自然と治りますが、長引くときは耳鼻咽喉科を受診してください。
声をよく使う人の声がれ
日常的に大きな声を出したり、声を使う仕事をしている人で声がかすれるときは、のどの使い過ぎによる声帯の炎症や声帯にポリープができている場合があります(=謡人結節・ようじんけっせつ)。 なるべく声を出さずに声帯を休めることが一番ですが、職業的に声を出さないことが難しい場合や休めてもなかなかよくならない場合は、医師に相談してみま しょう。ひどいかすれ声がなかなか治らない場合は、炎症によってポリープができている可能性があるので、場合によっては切除手術を受けましょう。
生活習慣による声がれ
カラオケによる発声やアルコール、喫煙は、のどに刺激を与えます。声がれがひどくなったら、声がれの原因となっている生活習慣を改善するようにしましょう。
病気による声がれ
40代以降でたばこを吸う人の声がれは、喉頭がんの疑いがあります。さらに、たばこを吸わなくても、食道がん、肺がんなどでも声がかれる場合があるので、原因がはっきりしないときは、一度耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。